ヤクルト・村上 驚がくの全快弾 エース小川があんぐり顔 見逃せばボール球を左越え「懐かしいな」

 「ヤクルト春季キャンプ」(17日、浦添)

 ヤクルトの村上宗隆内野手(24)が、エースも驚く全快アーチでスタンドをざわつかせた。志願して立ったライブBPの打席で魅せたのは、まさに粉砕弾。「たまたまです」。笑みを浮かべながら振り返った表情に、確かな充実感がにじんだ。

 「投手の球を見たいなと思って入りました」。村上は再加速へアクセルを踏んだ。打撃投手を務めたロドリゲス、小川と対峙(たいじ)。ボールを見極めながら、鋭い当たりを連発。最大の見せ場は、開幕投手最有力の小川と3度目の“対戦”だった。

 134キロの外角、見逃せばボールの直球を払った。すると白球は失速することなくぐんぐん伸び、左翼席へズドン。「久しぶりだったので、懐かしいなと思っていました」と、打席の中での感覚を楽しみながら放った驚きの一発だった。

 オフから取り組んできた下半身の連動の大切さを改めて実感。「やっぱりぶれないことが大事」とうなずくと、アーチを食らった小川は「さすがに入るとは思わなかった」とあんぐり顔。「体も大きいですし、構えもゆったりしている。対戦したら怖いですね」と心強すぎる仲間に感服した。

 16日に左臀部(でんぶ)の張りから復帰したばかりだが、この日の打撃練習でも2本の場外弾を放つなど別格の弾道を描く。「当たれば飛ぶので」。さらなる準備を進め、臨戦態勢を整える。

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