巨人 小技、足技絡め阿部監督“初陣星” 2盗塁&2犠打で11得点、ドラ3・佐々木が5打点、オコエはダメ押し豪快弾

 5回、打者・門脇の時、相手投手の暴投で三走・佐々木(左)が生還(撮影・佐藤厚)
 6回、佐々木は右線に2点適時三塁打を放つ(撮影・佐藤厚)
 7回、オコエは左越え本塁打を放つ(撮影・佐藤厚)
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 「練習試合、巨人11-3サムスン」(18日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 巨人が今季初の対外試合で小技、足技を絡めて大勝を飾った。

 初回の攻撃。1死からオコエが四球を選ぶと、続く門脇の打席にすかさず二盗を決める。二ゴロで三塁に進むと、岡本和の右前適時打でホームに生還した。

 さらに、二回には2死からドラフト4位の泉口(NTT西日本)が、中前打でチャンスメーク。続く同3位・佐々木(日立製作所)の打席で二盗を決めると、2死二塁から佐々木が中前打を放ち、ルーキーコンビで得点を生んだ。

 昨季のチーム盗塁数48はリーグ4位の成績。1点を追う五回には、四球、犠打エラーで無死一、二塁を作ると、1番に入った吉川が相手の隙を突き、セーフティーバントで満塁とチャンスを広げた。続くオコエの遊ゴロ同点に追いつくと、なおも1死一、三塁で門脇。初球、スクイズの構えを見せ、焦った相手バッテリーの暴投を誘い、勝ち越し点を導いた。

 六回には2死一、二塁から、佐々木が右翼線を破る2点適時打。積極走塁で一気に三塁まで進むなど、小技、足技を絡めて得点を重ねていった。七回には、沖縄の2次キャンプから1軍昇格したオコエが、左翼に豪快なフルスイングで駄目押し弾。激しい外野争いが続く中で、猛アピールに成功した。佐々木は八回にも2点適時打を放ち、3安打5打点と、こちらも存分に存在感を見せた。

 投手は、先発のドラフト1位・西舘が2回2安打1失点。同5位の又木(日本生命)も2回2安打1失点でつなぎ、松井、堀田、田中、泉、京本と7投手のリレーでリードを守った。

 前日17日、阿部監督は対外試合について「もしかしたら、批判を浴びるような攻撃をするかもしれない」と前置きした上で、「それは相手になんとか考えさせる意味なので、そういう作戦をいろいろ考えていきたい。いくら文句を言われても、シーズンで勝てばいい。そのための試合をしていきたい」と語っていた。初陣から「阿部野球」を色濃く映し出す結果となった。

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