DeNAドラ1・度会 待望の一打!右翼フェンスギリギリ 対外試合9打席目で初安打
「練習試合、DeNA5-7ロッテ」(18日、ユニオンですからスタジアム宜野湾)
DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が対外試合初安打をマーク。4試合目、9打席目にして生まれた待望の快音は、尊敬するイチロー氏をほうふつさせる技ありの一打だった。
八回1死で広畑の投じた低めのスプリットに反応。体勢を崩されながらも右手だけでとらえ、一、二塁間を泥くさく破った。手首を返さずに運ぶ巧みなバットコントロールを「あのコースのあの球種をヘッドを返してしまうとファーストゴロになってしまう。うまくヘッドを残したまま運べたので抜けたのかと思います」と分析してみせた。
この日は四回の守備から出場。六回の第1打席では右翼フェンスギリギリまで運ぶ大飛球で沸かせたが、職人技が光る初安打に、スタンドからは感嘆の声が漏れた。
最後は負けん気ものぞかせた。2点を追う九回一死、一、三塁での第3打席。一打同点の場面も見逃し三振。選球眼の良さには自負があっただけに、両膝をついて悔しさをあらわにし「自信を持って見逃していたので、その中での感情が出た」と度会。今後も実戦が続くが「がむしゃらに全力プレーで頑張りたい」と力を込めた。