「巨人春季キャンプ」（１９日、沖縄）

　巨人の新外国人選手、ルーグネッド・オドーア外野手（３０）＝前パドレス＝が、来日後初めて屋外練習を開始した。１６日の２次キャンプ初日からチームに合流。この日は外野ノックで右翼の守備位置に就くと、ランチ特打で快音を残した。

　阿部監督、二岡ヘッドコーチら首脳陣も見守る中、まずは逆方向を狙いながらスイングの軌道を確認。徐々に力を入れ始めると、１９スイング目には右翼スタンドに放り込んだ。ＭＬＢ通算１７８本塁打で、ベネズエラ出身の３０歳。レンジャーズ時代には、シーズン３０本塁打以上を３回記録するなど、２年目から８年連続で２桁本塁打を放った大砲。まだ軽めのスイングながら、球にアジャストすれば逆風でも、打球は軽々と飛んだ。

　阿部監督も以前から「三振かホームランでいい」と、新助っ人には試合を決める一発を期待する。結果的に７３スイングで柵越えは４本。「６番・右翼」として期待される大砲が、順調な調整で練習の強度を上げてきた。