日本ハム エスコン対策で珍練習導入 通常とは逆ノック その意図を新庄監督が説明「目のイメージだけの練習」

 芝と土の打球の違いを知るためノックを受ける水野(中央)と細川。右は見守る新庄監督(撮影・持木克友)
 水野(左)と細川にアドバイスをする新庄監督(右)=撮影・持木克友
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 「日本ハム春季キャンプ」(19日、名護)

 日本ハムが“エスコン対策”で、珍練習を導入した。

 ポカポカ陽気のサブグラウンド。ホームベースが置かれた外野天然芝からのノックを加藤豪らの内野手が続々と受けた。土のグラウンドのホームからノックを行うのが通常だけに、“逆ノック”は珍しい。その意図は何だったのか。

 エスコンフィールドのグラウンドを想定した練習だった。本拠地のマウンドの周りは天然芝で、内野守備の定位置は土のグラウンドだ。柔らかい芝と硬い土に苦戦し、昨季は内野手のミスが目立った。オフに内野の芝部分の改修を決めるほどの“懸案事項”だった。そこで本拠地と同じ状況をサブグラウンドに設定して、芝→土のグラウンドへのノックをあえて行ったわけだ。

 その練習中、新庄監督は選手に声をかけ、じっくりと見守った。「(エスコンとサブグラウンドは)芝の高さとかは違うんですけど、目のイメージだけの練習」と説明し何度もうなずいた。昨季は12球団ワーストの94失策で、その改善は不可欠。キャンプで目を慣らし、イメージをしっかりと残した上でエスコンでの守備力も高め、弱点を克服していく。

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