「光る君へ」ロバート秋山「日記には書かぬ!」宣言も 実はしっかり愚痴っていた 「小右記」に記述

 18日に放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」では、藤原実資(ロバート秋山竜次)が、妻の桐子(中島亜梨沙)から、藤原義懐(高橋光臣)の愚痴なら「日記に書け」とたしなめられるも「書くにも値しない!」と拒否するシーンが描かれた。だが実際は実資の日記「小右記」には、義懐の愚痴が記されていた。

 この日の「光る君へ」では、やる気のない花山天皇から全てを任された義懐について、実資は自宅で妻に愚痴三昧。これに桐子はついに「毎日、毎日くどい!」と一喝。実資は「お前は無念ではないのか」と聞くも、桐子は「無念だけど…くどいっ!」とバッサリ。そして「あなた。それを私に言わないで。日記に書きなさいよ。もう聞き飽きたから」と助言。実資は「日記には書かぬ!書くにも値しない!」と吐き捨てていた。

 だがドラマ公式HPによると、実資が書いたという全60巻を超える「小右記」で、今回の義懐について「小除目が行われた。三位(さんみ)義懐を参議に任じた。欠員はなかったのであるが、臨時に任じたものか。奇怪としなければならない。公卿(くぎょう)の定員は16名である。ところが、19名となるのはどうであろう」と、実は愚痴っていたという。

 ちなみにこの「小右記」は、藤原道長の有名な「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることの なしと思へば」の歌も紹介した、平安時代の最重要史料と言われている。

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