日本ハム 外野天然芝から内野の土へ“逆ノック” エスコン対策で守備力向上へ珍練習導入

 「日本ハム春季キャンプ」(19日、名護)

 “エスコン対策”で異例の練習を導入した。昨季は12球団ワーストの94失策。課題の守備力向上へ、キャンプで動いた。

 珍しい光景だった。日本ハム・新庄剛志監督(52)が見守ったサブグラウンド。外野天然芝の位置から放たれたノックの打球を、加藤豪ら内野手が続々とグラウンドの、内野の土の場所で受けた。内野手は通常、本塁付近からのボールを追うもの。“逆ノック”は珍練習だが、その意図はエスコンフィールドを想定した練習だった。

 本拠地マウンドの周りは天然芝が張られ、内野手の定位置は土となっている。柔らかい芝と固い土。昨季はゴロ処理の際、芝部分から土の部分に出た瞬間の不規則なボールの動きに苦戦し、内野手のミスが目立った。オフに内野部分の芝生を削る改修を決めるほどの“懸案事項”。そこで、芝→土でのノックをあえて行い、選手がボールの動きを目で確認した。

 指揮官は「(エスコンと比べると)芝の高さとかは違うんですけど、目のイメージだけの練習」と説明し、何度もうなずく。目慣らしをした上で本番で痛いミスを防ぐ。

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