ヤクルト・清水 松坂スライダー“習得”手応え 「シーズン通して厄介になれば」
「ヤクルト春季キャンプ」(20日、浦添)
ヤクルトの清水昇投手(27)が、“3度目の習得”に手応えをつかんだ。ライブBPに登板すると、31球を投じて安打性の当たりはわずか1本。中でも試している松坂スライダーで空振りストライクを奪い、「シーズン通して厄介になればいい」と取り組み続けたボールがついに光り出した。
22年2月。憧れの松坂大輔氏に直接スライダーの投げ方を聞いた。握りや心得など約6分間の個別授業を受けるも、ここまで2年間は習得することができず。「継続してやっています」と、今キャンプでもブルペンから積極的に挑戦してきた。
武岡から空振りを奪い、村上をファウルにした新球種が、これまで作り上げてきたイメージを変える切り札だ。「後ろ(守護神)をやってくれと言われれば、その準備はできているという気持ちはある」。努力を重ねた先に、さらなる進化を見る。