ソフトバンク 開幕投手は有原 小久保監督が明言「彼が一番ふさわしい」
「ソフトバンク春季キャンプ」(22日、宮崎)
ソフトバンクの小久保裕紀監督(52)が、今季の開幕投手を有原航平投手(31)が務めると発表した。3月29日のオリックス戦(京セラ)の先発を託した理由を「ブルペンの状態を含め、昨年の成績も考えたところ彼が一番ふさわしい」と説明した。
21日の練習後。小久保監督は宿舎の自室に昨季チームトップの10勝を挙げた右腕を呼び、直接伝えた。さらには便箋2枚に自筆で思いをつづった手紙も渡した。有原にとっては日本ハム時代の2020年以来、自身3度目の大役だ。
手紙には小久保監督の座右の銘でもある「前後裁断」の4文字も記されていた。「(開幕投手は)やっぱり特別な思いがある。僕のために書いてくれるのはすごくうれしいし、意気に感じる」。4年ぶりの覇権奪回を目指すチームを託された小久保監督に、公式戦初采配で白星を届ける決意だ。
昨季のオリックス戦は3勝3敗、対戦防御率2・25。白星は全て山本(現ドジャース)との先発対決で投げ勝ったものだ。「チームを代表して投げさせてもらう。1球目から全力で投げることが大事」と力を込めた。