ヤクルト・高津監督の苦言止まらず「練習不足」「結果も0、内容も0」18安打10失点の投手陣に

 厳しい表情の小川(撮影・金田祐二)
 2回、マウンドで渋い表情の小川(中)=撮影・金田祐二
 DeNA打線につかまり厳しい表情でベンチに戻る小川(撮影・金田祐二)
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 「練習試合、ヤクルト6-10DeNA」(23日、ANA BALL PARK浦添)

 ヤクルト投手陣がDeNA打線に18被安打10失点と打ち込まれた。試合後の高津監督は厳しい言葉で苦言を呈した。

 まずはエース・小川が今季初実戦となるマウンドを迎えたが、2回8安打6失点と大きく打ち込まれる結果に終わった。これには指揮官も「ブルペンで投げる球と、いざゲームで投げる球、打者に対して投げる球であったりとかいろいろ違いがあったのかなと思いますね。試合勘不足もありますし、ランナーが出て、球威、コントロールが落ちるのは練習不足があるのかな」と厳しく指摘。

 「特に次回までに修正しなくてもいいですけれど」とあくまでも開幕を見据えた調整を求めつつ、「何が良くて、何がダメだったのか。開幕までの1カ月をどう過ごすかが大事になってくると思います」と話した。

 また2番手・山野は3回2安打無失点。だが、4四死球の乱調に、高津監督は「まずストライクを入れる練習をしないとね。プロ野球なので。あれだけ球が荒れていると使いづらいというか、(試合に)出しづらいというか」とバッサリ。

 無失点という結果だけではなく、「結果としては良かったのかもしれないけど、結果も0、内容も0かもしれない。あれじゃ、どうなのかなと思いますね。あれでローテーションに入るかと言われれば?マークだと思いますけど」と厳しい言葉を投げかけた。

 指揮官の強い言葉は、開幕まで残された1カ月を有意義に使うためのゲキでもある。「練習不足」と表現した投手陣へ。「これからはほとんどゲームになっていくので、ゲーム中で練習できるかどうか、試せるかどうかだと思います。ブルペンも含めて、ゲームでそれを試して、果たしてどういう結果になるのかということを理解できるかどうかだと思いますね」と今後の過ごし方の道筋を示し、指揮官自らが「このまま開幕を迎えたら大変なことになるのは間違いないですし、これが現状なので。このまま入ってしまうと大変なシーズンになってしまうなと思いますね」と現実を受け止めた。

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