巨人・ケラーが古巣阪神斬り 試合前には談笑→移籍後初登板はクリーンアップを8球三者凡退

 「オープン戦、巨人9-4阪神」(23日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 古巣相手に抜群の投球だ。巨人の新外国人で、昨年まで阪神に在籍したカイル・ケラー投手(30)が移籍後初登板し、わずか8球でクリーンアップを三者凡退に封じた。

 「特別なチームではありますけど、対戦した時は自分の初めての公式戦というような気持ちで。ストライク先行で投げることに集中しました」

 試合前には阪神投手陣の元を訪れ、旧交を温めた右腕。7-3の五回に登板すると、先頭・森下は150キロ直球で中飛に。続く大山は内角低めに直球をズバリと決めて見逃し三振を奪った。佐藤輝は完全習得を目指すスプリットで二ゴロに。「良い打者と対戦できて良かった」と納得顔だ。

 最速153キロを記録するなど「順調に来ている」。勝ちパターン候補の助っ人が、古巣斬りから、さらにギアを上げていく。

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