「練習試合、ロッテ１４－４楽天」（２３日、糸満市西崎総合運動公園野球場）

　ロッテの安田尚憲内野手（２４）が、練習試合７試合目にして“今季１号”となる３ラン。逆方向への一発に「良い風が吹いてくれて良かった。映像を見たら、悪いスイングではなかったので、引き続きやっていきたい」と手応えをにじませた。

　４点リードの八回、２死一、三塁で打席へ。２球目で一走の和田が二盗に成功し、二、三塁となった。カウント２－１から直球を振り抜いた打球が風に乗る。左中間芝生席に着弾する３ランに、２２００人が訪れた球場は歓声に包まれた。

　一気に追加点を奪う大きな一発となったが、打った瞬間に吹いていた強風のおかげだと安田は謙遜。「風に感謝です。センターフライかもしれないし、あれはノーカウントです。もっともっと状態を上げられるように頑張りたい」と、次は納得のいくアーチを架ける。

　この日は２点を追う四回にも、岡が先頭で左中間へのソロを放ち対外試合でのチーム初本塁打に。「詰まり気味ではあったけど、入ってくれてよかった」。チームは１４安打１４得点で快勝。シーズンへ向け、エンジンを加速させていく。