中日・根尾 開幕ローテ争い残った!4回1失点 立浪監督「次に五回、六回を。チャンスをつかんでほしい」
「オープン戦、中日0-3楽天」(24日、Agreスタジアム北谷)
競争に生き残った。中日・根尾昂投手がオープン戦に初先発。最速145キロの直球と変化球を駆使して4回を5安打1失点と力投し、開幕ローテ入りへアピールした。
立ち上がりにつかまって初回に1失点し「あまり展開は良くなかった」。ただ、その後は走者を出しても踏ん張って失点は許さず、成長した姿を見せた。悔しそうだったのは、三回2死三塁で迎えた大阪桐蔭の先輩・浅村との対戦。勝負にいったが四球を与え「勝負を避けていたら投げている意味がない。ちゃんと勝負した結果。次に生かせれば」と前を向いた。
先発転向2年目。今年の対外試合初登板となった17日の練習試合・DeNA戦では3回完全投球を披露した。この日、制球力に課題は残したが、実戦で計7回を1失点と結果を残している。立浪監督は「次に五回、六回を投げてもらえるように。チャンスをつかんでほしい」と期待を込める。
「1軍の舞台で数多く投げられるように、しっかり調整したい」と根尾。経験を積み、精度を上げて充実した先発陣に割って入る。