楽天・田中将 中田斬り上々0封発進「無事にステップを踏めた」 零封リレーで今江監督8戦目やっと初星
「オープン戦、中日0-3楽天」(24日、Agreスタジアム北谷)
昨年10月に受けた右肘のクリーニング手術から復活を目指す楽天・田中将大投手が、今季実戦初登板初先発。今キャンプ最速となる141キロをマークするなど1回2安打無失点だった。「無事に今日のステップを踏めたことがよかった」と振り返った。
注目の対決も抑えた。2本の安打を浴びたが、盗塁死もあり2死二塁で4番・中田を迎えた。右腕は時折、笑顔も見せながらの投球。最後はスプリットで二ゴロに打ち取った。「今日は自分のことだけだったので、気のせいじゃないですか」と笑ったが、見応え十分のベテラン対決に観客の視線も熱かった。
今江監督も「心配はかなり大きかったんですけど、投げ切れたことは収穫」とうなずいた。右腕を始めとした零封リレーで、今季実戦8戦目にしてようやく初白星。「負けるより勝つ方がいいなって実感できました」と笑みをこぼした。
まだ調整段階ではあるが、開幕ローテ入りも視野に入れている田中将。「まだまだやらないといけないことがたくさんあるので、しっかり練習を積んでいきたい」と視線を先に向けた。