巨人・西舘 開幕カード阪神戦登板あるぞ 2回0封、直球に手応え フォークの質には課題残る

 「オープン戦、巨人1-2ヤクルト」(25日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 冷たい風が吹き荒れる中、ひょうひょうとアウトを重ねた。巨人ドラフト1位・西舘勇陽投手(21)=中大=がオープン戦初登板し、2回無失点とアピール。開幕ローテ入りへ大きく前進だ。

 「ストレートで結構ファウルが取れてたので、前回よりは質が上がってるなと」

 三回からマウンドへ。初球から8球連続で投じるなど力強い直球で押した。先頭・丸山和は148キロで中飛に。増田は坂本の好守に助けられ三ゴロに打ち取った。長岡は初球の直球で二ゴロに。四回は2死から宮本に四球を与えたが、4番・内山を外角直球で右飛に打ち取った。

 高速クイックが武器の右腕だが、「少し足を上げてみたり、セットに入ってからのタイミングを変えたり」と打者を観察しながら工夫。「バッターが構え遅れたりしていた」と手応えを得た。

 2イニング目には課題も表れた。戸郷から教わった握りのフォークを計3球試投したが、いずれもワンバウンドとなり「引っかけて全然制球できなかった」と反省。「どんどん使って、慣れていくしかない」と自分のものにしていく。

 阿部監督は「フォーク投げたら(ワンバウンド連発で)地球の裏側のブラジルの人がビックリしちゃう」と笑わせつつ、「ああやって投げていかないとね」と成長に期待。杉内投手コーチも「ブルペンでも納得いかなかったら球数投げてる。そういう姿勢は買ってる」と評価した。

 前回18日・サムスン戦に続き日曜日の登板となった即戦力ルーキー。このままローテを回れば、開幕カードの阪神戦に登板する可能性もある。課題を一つずつクリアし、ローテの座をつかむ。

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