日本ハム・新庄監督 対外試合7勝1分「充実しすぎてちょっと怖い」 キャンプ打ち上げ
「オープン戦、日本ハム3-2広島」(25日、タピックスタジアム名護)
サヨナラの瞬間、万歳して公式戦の勝利のように喜んだ。日本ハムは対外試合7勝1分け。新庄剛志監督(52)は「この1か月は充実しすぎてちょっと怖い」と8戦無敗で締めくくった名護キャンプを振り返った。
積極的な補強で攻守に戦力が充実したこともあるが、走、守にも手応えがあった。
昨季の失策数は両リーグワーストの94。それが今季の8試合では3つ。凡ミスは目に見えて減った。「守りの野球で勝つよ、って言い続けて。前に出て取るようになってきたでしょ。そういうところでは成長してる」と目を細めた。
走塁面ではこの日、加藤豪が深い中飛で一塁から二塁にタッチアップ。九回は1死一塁から一走・細川が野村の中前打で三塁を陥れ、逆転サヨナラ劇につなげた。「2年間言い続けてきたこと。やってなかったら腹立ってしかたない」。“好走塁”はもはや普通のプレーとして浸透している。
オープン戦に向けて「レベルアップはもうしていると思うので、(今後は)自然体で勝ち癖を付けるというところ。普通にやれば勝てる」と言う。過去2年とは違う確かな手応えを胸に、勝負のシーズンに臨む。