大久保博元氏 巨人コーチ時代、選手への2軍降格通達の仕方を明かす「つらい」「ヒソヒソやっていれば監督の方しか向いてないと思われる」

 元楽天監督で昨季は巨人コーチだった大久保博元氏が25日、自身のYouTubeチャンネルを更新。昨年、巨人時代の1、2軍入れ替えの伝達方式について言及した。

 大久保氏はキャンプ地が宮崎から沖縄へ移るタイミングでの2軍降格を伝える場合を例に挙げ、「宮崎のサンマリン球場で、マネジャーから『コーチ室に行くぞ』と言われたら赤紙。肩たたき。その時にヘッドコーチから『明日からファーム行ってくれ』」と伝えられることを明かした。

 また、それぞれ担当部門のコーチからも課題などが伝えられるとしたが、昨年巨人の1軍打撃チーフコーチだった大久保氏は再昇格の目安もはっきりするよう提案。「番手順にしたほうがいいんじゃないですかと、監督と話して。頑張れと言われても、選手は『誰を抜いたらいいんですか?』と。選手に伝えないまでも番手くらい分かってないと駄目。『頑張れよ』と言うしかないのは可哀想」と語った。

 大久保氏は2軍降格の意味について、「温かいファンもいっぱいいるけど、その選手たちはお金にはならない、その時点でできないってこと」と厳しい現実を口にしながら「自覚さすことも大事だけど、フォローも大事。難しいよな。つらいよな、ファーム落とすのは」と本音を漏らした。

 一方で、昨季所属した松田、中田らを含めたベテラン選手の入れ替えについては「監督判断」だったとし、「監督ですよ、そこの決断は、あのクラスになるのは。翔(中田)を上げる上げないも監督だったし、2軍からの推薦を監督に伝えた方がいいと監督に伝えていた。『どう思う?』と聞かれて、『今の打線なら必要じゃないですか』みたいな」と明かした。

 そうした監督とのやり取りについて、「ヒソヒソやってれば、『なんだよ、監督の方にしか向いてないのかよ』と思われるし、どっち向くとか、そういうのはみんな見てる」と周囲の視線も気にしながら、「だけど、おれは監督が裁定を下す。俺は決められないよ。何億ももらっている選手は。(楽天)監督の時はやったよ、松井稼頭央を落とすとかなったときは、『置いときましょう』とか。(コーチが)口を出してもいいのは若手、中堅クラス」と説明した。

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