開幕ローテーション入りを争う日本ハムの金村尚真投手（２３）が２７日の巨人との練習試合（沖縄セルラースタジアム那覇）に先発する。「強い打線に自分を試せるのは楽しみですし、そういう打線を抑えたら自分にもプラスのポイントになるとは思う」と意気込んだ。

　「小学校の時はジャイアンツファンでしたね」と明かす。故郷の豊見城市はセルラーから車で１０分ほど。巨人キャンプや公式戦を何度も見に行き、自然とファンになった。「小４のとき、長野さんからサインをもらいました。夢を与えてくれて僕も頑張ってこられたので、次は僕がそういう立場になれたらなって思いますね」と振り返る。

　阿部監督も憧れの存在。「僕がジャイアンツを見ていたときってセ・リーグといえばジャイアンツが本当に強い時だったので、中心人物といったら阿部さんなので印象に残っていますし、できれば対戦したかったな」と話した。

　小中学時代にも投げたことのある、故郷のスタジアム。「自然と力が入ってくるかなと思うので、そこは力まずにしっかり自分の投球ができればと思います」と誓う。開幕ローテ入りへ「ここからが勝負だと思うので結果にこだわってしっかりやっていきたい」とかつて憧れた巨人を相手にアピールする思いだ。