新庄監督「惚れたね、片思い」と北山の投球を絶賛 自己最速157キロで4回無安打無失点「両思いって言われるように」

 4回無安打無失点4奪三振の好投を見せた北山(撮影・佐藤厚)
 特大サングラスをかけ選手の動きを見る新庄監督(撮影・佐藤厚)
 4回表終了後、選手交代を告げた後、観客に手を振る新庄監督(佐藤厚)
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 「練習試合、巨人5-3日本ハム」(27日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 日本ハムが今季の実戦9戦目で初黒星。7勝1敗1分となった。敗戦の中で光ったのは開幕ローテ入りを目指す北山亘基投手(24)の好投。五回から登板し、4回無安打無失点、4奪三振、1四球とスキを見せなかった。

 「今日は変化球もまっすぐの球速も出てましたし、使いたい変化球も何球かうまく使えてた部分もあったので、それもよかったと思います」と振り返った。

 今季から取り入れたドジャース・山本由伸風のフォームで、覚醒の投球だ。五回には自己最速を1キロ上回る157キロを記録。七回には途中から4番に入った秋広に対し、フルカウントから内角低めの152キロの直球で見逃し三振を奪った。

 秋広への最後の1球を「カウントが苦しい中で、ちょっと手詰まり的な感じというか、相手もカット、ファウルが続いてた中で1球で決め切るっていうところはすごく収穫になったんじゃないかなと思います」と納得の表情を見せた。

 新庄監督は「北山くん、惚れたね。きょうのピッチングは。片思い」と絶賛。ベンチからではなく、ネット裏の室内で後ろからの映像をチェック。「シュート回転とかどういうリリースポイントしているのかチェックしていた。完璧でしたね」とうなずいた。

 「惚れた」「片思い」という言葉を伝え聞いて、北山は「僕が惚れたっていうのは、まだ、あの、なんていうんすか、おこがましいというか…」と少し照れ気味。「両思いって言えるようにしっかりレベル上げていきたいなと思います」と相思相愛となる投球を心がけていく。

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