オリックス・能見臨時コーチが宮城にゲキ 「由伸のように分岐点で投げる投手に」

 「オリックス春季キャンプ」(27日、宮崎)

 オリックスOBの能見篤史氏(44)が27日、2日間の臨時コーチとしてチームに合流し、現役時代にまな弟子的な存在だった宮城に、ドジャース・山本のような絶対的投手になることを求めた。

 「シーズンでは分岐点が結構ある。このカード大事だなって分岐点が出てくるので、そこを担ってくれたのが山本由伸投手だったので。これから宮城投手が挑戦していく形には多分なると思う」

 長年、阪神のエースを務めてきた能見臨時コーチだからこそ言える重みのある言葉だ。投球練習後の宮城に「フォークの落ち方がだいぶ前だったので(打者が)振らない。意識が足りない」と指摘。同じ左腕の山田や育成・富山らとも積極的に対話し、助言を送った。

 宮城は「能見さんの生涯成績を最終的には超したい」と決意新たに。その上で「能見さんに30年くらいは僕が頭を下げさせたいな、と。選手としてまだまだだった僕が超したら、野球人生としては僕の勝ちなので」とモチベーションを高めた。能見臨時コーチの存在が投手陣に好影響を生み出している。

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