ヤクルトがキャンプ打ち上げ 高津監督は「50点」の辛口査定 今後は1、2軍入れ替えも予告し3週間のサバイバルがスタート

 キャンプを打ち上げ拍手する高津監督(撮影・金田祐二)
 打撃練習する村上(撮影・金田祐二)
 ブルペンで投球する石川(撮影・金田祐二)
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 「ヤクルト春季キャンプ」(28日、浦添)

 ヤクルトの高津臣吾監督が、今キャンプの自己採点を「80点もないね。50点」と辛口評価で総括した。

 その理由について、「もうこれだけケガ人が出たらさ、戦えないよね」と苦笑い。「戦えないって言ったら失礼だけど、やっぱりあんなに声を大にしてこうしたい、ああしたいっていう風に思っても、やっぱりうまくいかないことってたくさんあるんだろうな、と。それも試練の一部だと思うし、それを何とか工夫してやっていくのが監督の仕事だと思っているし、いる人でやっていく、やっていかなきゃいけないんだろうなと思っています」と言葉を続けた。

 開幕までは残り1カ月。ここからはさらなる熾烈(しれつ)な競争が幕を開ける。今キャンプ中は1、2軍の入れ替えはなかったが、今後は入れ替えも予告し「ここからまた人数も絞られてくる」と厳しい目も向けた。また「最後の1週間は、もうフル(メンバー)で行こうと思っています」と宣言。ここから始まる約3週間で、「平等に行くかどうかは別として、みんなにチャンスを与えたい」と最後の見極めを慎重に行っていく予定だ。

 覇権奪還を誓い迎えた球春到来だったが、守護神・田口や奥川らがコンディション不良で離脱。絵馬に願いを込めた「健康」は出鼻をくじかれたが、この悔しい船出を全員で乗り越えていきたい。

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