ソフトバンク・山川 古巣に恩返し弾 元同僚との再会「久々に会えてうれしかった」
「練習試合、ソフトバンク4-3西武」(28日、アイビースタジアム)
ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が、西武との練習試合(宮崎アイビー)で逆転2ランを放った。初回2死一塁。「打った瞬間、いい打ち方ができたのでいったかなと思った」。ドラフト1位左腕・武内のチェンジアップを仕留めた。
昨季まで在籍した古巣を相手に左翼芝生席への豪快弾。「本当にたまたまです」と笑った千両役者は、ベンチ前で「どすこい」パフォーマンスも披露した。この日も4番で3打数1安打。宮崎での実戦は5試合に出て11打数6安打となった。
試合前は元チームメートとの再会を楽しんだ。「長い間やってきたメンバーなので、久々に会えてうれしかった」。試合では打席に集中して「そんなに意識していなかった」と振り返る。試合も4-3で競り勝ち、対外試合は無傷の4連勝だ。
実り多かった宮崎での1カ月。休日返上や遅くまで練習する姿は若手の見本となった。入団時のファンの反応は分かれたが、今は温かい声援がほとんどを占める。24日の初対外試合での特大2ランに続き、古巣にも“恩返し弾”を見舞った。
試合後、A組(1軍)は宮崎から福岡に戻った。「きつい練習もいっぱいやって、自分の時間もたくさん取れた。キャンプの内容が充実していたのが一番」。4番最有力候補の「鷹の山川」が今後も打ちまくってくれそうだ。