10球団13人のスカウト集結!報徳学園の最速150キロ右腕・今朝丸が3回無失点とセンバツへ上々発進
「練習試合、報徳学園5-1神戸弘陵」(2日、高砂市野球場)
今春のセンバツに出場する報徳学園が、今年初となる対外試合を行い、今秋ドラフト候補の最速150キロ右腕・今朝丸裕喜投手(2年)が先発した。神戸弘陵も同じく今秋ドラフト候補で最速152キロ右腕の村上泰斗投手(2年)が先発。剛腕の投げ合いに10球団13人のNPBスカウトが駆けつけた。
今朝丸は3回2安打無失点、5奪三振。「ゾーンで勝負しようと思った」と、大胆に力強い直球を投げ込み、ネット裏のNPBスカウトのスピードガンでは最速147キロをマークした。18日開幕のセンバツに向けて上々の仕上がりを見せた。視察した巨人・岸スカウトは「角度があって真っすぐで空振りを取れるのが魅力」と評価した。
昨秋は課題となった打線も対外試合解禁日からいきなり成長を見せた。この日最速149キロを記録した神戸弘陵・村上に対してコンパクトなスイングでアプローチ。センバツから導入される低反発バットを使用しながらも、二回2死では8番・辻が先制の右越えソロを放つなどし、3回で3安打4得点を挙げて攻略した。
大角健二監督(43)は「打撃の内容がよかった。この冬を超えてレベルアップしてくれているなと感じました」と手応えを口にした。