「オープン戦、楽天－広島」（２日、倉敷マスカットスタジアム）

　楽天の荘司康誠投手が、オープン戦初先発。５回２安打４奪三振無失点の好投を見せた。荘司は「確実に去年より、自分のできることが増えていると投げてて感じる」と手応えを口にしつつ「逆にちょっと怖いというか、シーズン初っぱなつまずくんじゃないかな」と苦笑いを浮かべた。

　初回は２死二塁とピンチを迎えたが、シャイナーを三ゴロに打ち取り、ゼロで立ち上がった右腕。二回からはギアが上がり、最速１４９キロの直球とカットボールを中心にキレ味鋭い変化球で広島打線を封じた。五回にはこの試合唯一となる先頭打者を出したが、中村健を併殺に抑え、予定の５回を投げきった。

　荘司は沖縄での練習試合、オープン戦を合わせて、実戦計１０イニング連続無失点。抜群の安定感を見せつけている。「今の感覚はすごいいいので、なんとか継続できるように、徐々に内容もよくしていければ」と語った。