巨人 創設90周年ONの栄光を継承 5・3「長嶋茂雄DAY」、5・28「王貞治DAY」特別試合開催
巨人は4日、球団創設90周年記念特別試合として、東京ドームで臨む5月3日の阪神戦を「長嶋茂雄DAY」、28日のソフトバンク戦を「王貞治DAY」として開催すると発表した。長嶋茂雄氏(88)、王貞治氏(83)の両OBの功績をたたえ、歴史と伝統を振り返るという。いずれも特別仕様のユニホームを着るなど、偉大な2人の魂を継承し、戦う試合となる。
偉大なOBの栄光を現代に継承する。球団創設90年という節目の一年。永久欠番がデザインされたユニホームが、巨人軍の戦闘服となる。
まずは5月3日、阪神との伝統の一戦では、長嶋氏の「3」が右袖にデザインされた特別仕様のユニホームと、側面に「3」が入ったキャップとソックスを着用。同28日のソフトバンク戦では、それぞれに王氏の「1」が入った仕様で試合に臨むことになった。
着用するのは監督とコーチもだ。この日、台湾から帰国した阿部監督は球団を通じて「永久欠番である『1』と『3』があしらわれたユニホームを着用することは球団史上初の試みであり、改めて身が引き締まる思いです。チーム全員が特別な緊張感を持って臨むことになりますが、歴史と伝統を感じながら記念すべきゲームにしたい」などとコメントした。
また、主将で4番を打つ岡本和も意気込む。「長年にわたり、長嶋さん、王さんが築き上げてきた巨人軍の4番打者として、『強いジャイアンツ』を継承することが使命だと思っています」とし「特別デザインのユニホーム、キャップ、ソックスを着用できることがとても楽しみですし、栄光の『1』と『3』に恥じないプレーをして、ファンの皆さんと共に特別な空間を作れればと思います」と球団を通じて思いを明かした。
球団としての誇りも胸に挑む試合。負けられない戦いとなりそうだ。