高木豊氏 OP戦5連敗の阪神は「何の心配もない」と不安を一蹴「この打席で何をすればいいのか分かっている選手が多い」

 元DeNAヘッドコーチで野球評論家・高木豊氏が5日、自身のYouTubeチャンネルを更新。オープン戦5連敗で勝ち星のない阪神について「ハハハハ、いいんじゃないの。メンバーを代えているからね。5連敗、心配か?」と不安視する声を笑い飛ばした。

 「オレはいい野球をやるなと思う」と例に挙げたのは3日の日本ハム戦で、四回無死二、三塁から近本の二ゴロで先制した場面や、六回のミエセスの中犠飛。「近本は内野が下がっているのを分かって強引に引っ張りにいって、二塁ランナーを三塁に送り、三塁ランナーがホームへ入る。ミエちゃんは犠牲フライ。ああいう攻撃を見ていると何の心配もない」と不安を一蹴した。

 「この打席で何をすればいいのか分かっている選手が多くてまったく心配はない。岡田監督も勝つ気で今はやってない。個々の調整や代打要員には1打席1打席を与えて試しているし。オープン戦だから」とした一方で、気がかりだとしたのは若手の突き上げがない点。「(岡田監督が)若手が不満なのは、とにかくヒットを欲しがる。無死満塁でしゃにむにヒットを打ちにいく。そうでなくて、いかに併殺を防ぐかとか、どうやって点を取るかとか、若手がどう考えて野球をするか。結果だけじゃなくて内容だよね。10割打てばそれはレギュラー。2割5分でも使いたくなるのはどういう選手か、(岡田監督は)少し考えてほしいと思っている」と指揮官の思いを代弁した。

 阪神は先行逃げ切りのタイプのチームとし、「(後ろを投げる投手に)岩貞や岩崎とかちゃんとした確固たる成績を持った人もいる。その人たちが残り5試合で打たれたらプランが変わってくるかもしれないけど、オレは優勝候補の筆頭だよ」とキッパリ。「もうそろそろ先発ローテ投手が5、6イニング、100球くらい投げるようになる。そうすると阪神は強くなる」と予告した。

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