「オープン戦、ＤｅＮＡ２－２ロッテ」（５日、横浜スタジアム）

　順調な調整ぶりを見せた。先発したロッテ・西野勇士投手（３２）は今季のオープン戦初登板で、３回３安打１失点。「球速も戻ってきたし、シュートもインサイドに決まった。ホッとしています」とうなずいた。

　初回、先頭の度会に二塁への内野安打。１死三塁からは佐野に左中間への適時二塁打を浴び先制点を献上した。だが、最少失点に抑えて二回以降も無失点。三回には先頭・森敬に右前打を許すも、その後はけん制でアウトを奪い、２者連続三振に斬って取った。

　前回登板の２月２７日・ソフトバンク戦からは、ツーシームとスライダーの制球を改善。「スライダーはまだ上がる部分がある」と言うが「ツーシームはインサイドからボールになる球が多かったけど、それはちゃんとできた」と納得の投球を披露した。

　開幕カードの小島、種市、佐々木に続き、開幕２カード目の初戦、４月２日・ソフトバンク戦で先発マウンドに立つ。「年の差はあるけど、競っていきたい。負けないようにパフォーマンスを見せられたら」。プロ１６年目のベテランが奮起を誓った。