侍ジャパンが欧州代表に快勝 投打の新戦力が鮮烈デビュー 山下舜平大が159キロ連発&青学大・西川がマルチ 井端監督驚き

 6回、レフトへ適時二塁打を放つ西川(撮影・伊藤笙子)
 6回、適時二塁打を放った西川(中央)はナインに迎えられる(撮影・山口登)
 6回から登板した山下(撮影・伊藤笙子)
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 「侍ジャパン強化試合、日本代表5-0欧州代表」(6日、京セラドーム大阪)

 侍ジャパンが新戦力の台頭と代表経験者がかみ合い快勝。2024年の初陣を飾った。

 注目を集めたのは代表デビューとなったオリックスの山下舜平大投手だ。六回から4番手でマウンドに上がると、初球に158キロを投じて京セラドームをざわつかせた。2死後、リディに対して最速となる159キロを連発。まだ3月上旬で開幕へ向けて調整段階ながら「未来の大谷翔平」と称される圧倒的なポテンシャルを披露した。

 2回1安打無失点の快投は、まだ余力を残しているようなピッチング。昨季、高卒3年目でパ・リーグ新人王に輝いた右腕が、また一段と進化した姿を見せた形だ。

 打線は初回に村上、紅林のタイムリーで2点を先制。五回にはWBC世界一メンバーの近藤が適時二塁打を放った。六回には大学生ながらトップチームに選出された青学大・西川が初打席で初球を豪快に振り抜き、三塁線を痛烈に破る適時二塁打。八回の第2打席でも豪快なスイングで三遊間を破り、思わず驚きの表情を浮かべた井端監督。選出時には「西川外野手は桁外れのパワーを持っていて足も速い」と高評価した新戦力が大きな輝きを放った。

 指揮官は「緊張していたと思いますけど、初球から振れたのが彼の強さ。その後も自分の打撃をしていましたし、明日も楽しみにしたい」と目を細めた。「石川選手も2安打出て良かった」と手応えをにじませた。

 今回の強化試合は11月に開催される「プレミア12」へ向けた試金石となるゲーム。欧州代表には昨年3月のWBCを戦った選手たちも含まれていた。最終的に11安打を集中させ、しっかりと勝ちきった。

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