侍ジャパン 栗林が代表復帰登板「すごい緊張」昨年WBCで途中離脱 1回2安打無失点「また呼んでもらえるように」
「侍ジャパン強化試合、日本代表5-0欧州代表」(6日、京セラドーム大阪)
侍ジャパン・栗林良吏投手が5点リードの九回から登板し、2安打を許したものの無失点で切り抜け、完封リレーを締めた。腰痛で途中離脱した昨年3月のWBC以来の侍選出となった右腕が日の丸の舞台に帰ってきた。
先頭にはいきなり右中間への安打を浴びた(結果は走塁死)。さらに左前打、四球で1死一、二塁のピンチを背負ったものの、ここから2者連続三振を奪って試合を締め、安堵(あんど)の表情を浮かべた。久々の侍での登板。「すごい緊張もした。自分の中で抑えたい思いも強くあって、緊張感がすごくあった」と振り返った。
結果についてはピンチを招いただけに「やっぱり捉えられている部分が多いので、結果が出たとは言えないですけど、0で抑えたのは良かった」と厳しめ。それでも、レギュラーシーズン前のこの時期に、大観衆の前にプレーできたことはプラスとなる。「この経験をシーズンに生かして、また呼んでもらえるように頑張りたい」と11月のプレミア12を見据えた。