侍・村上 先制V打 頼れる男!2024年初打席でキッチリ WBC優勝組けん引し新世代組が躍動

 1回、右前に先制適時打を放つ村上(撮影・山口登)
 先制点に沸く森下翔(中央)ら日本代表ナイン
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 「侍ジャパン強化試合、日本代表5-0欧州代表」(6日、京セラドーム大阪)

 野球日本代表が「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024」の強化試合で欧州代表に5-0で快勝した。4番・村上宗隆内野手(24)が初回に先制の右前適時打を放ち、山下舜平大投手(21)ら6投手が完封リレーを演じた。日本は2連覇の懸かる11月の国際大会「プレミア12」に向けた強化と新戦力の発掘を狙い、トップチームでは異例の大学生を4人選出。7日の第2戦は金丸夢斗投手(21)=関大=が先発する見込みとなっている。

 侍の4番は俺だと言わんばかりに、村上が快音を鳴らした。「先制点が取れて良かった」。主砲の一打に場内から称賛の拍手が湧き起こった。

 井端JAPANでの初打席となった初回。いきなり1死二、三塁の好機で打席が回ってきた。カウント2-2からの内角151キロ直球を強振。先制の右前適時打をマークした。紅林、森下翔や万波らに加え、今秋ドラフト候補の大学生と未来の日の丸を背負うであろうホープが集う中、貫禄漂う勝負強さを発揮した。

 日本代表の4番-。その特別な椅子には誰よりも強い執着心を持つ。「もちろん打ちたいと言う気持ちは入団した時からありました。WBCで最初は4番を打たせていただきましたけど、最終的にはそれをやり続けることができなかった」。昨年3月のWBCでは1次ラウンドで4番を任せられながらも結果を出せず。途中からは5番降格となり、最後まで守り抜くことができなかった。

 準決勝のメキシコ戦では劇的な逆転サヨナラ打を放ち、決勝でも右越えソロを記録。世界一の立役者として大いに活躍したものの、それ以上に4番で完走できなかったことが脳裏に焼き付いていた。「WBCではずっと(4番を)打って優勝ということができなかった。次、そういう機会があればその役割を全うできればと思っています」。日本の主砲の地位を確立する一歩を、この日の先制打で踏み出した。

 「日の丸のユニホームを着て戦うということはすごく重みのあること。11月のプレミアの試合もありますし、そこでまた4番を打てれば」。もう誰にも4番の座は譲らない。

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