「オープン戦、オリックス１－１中日」（６日、京セラドーム大阪）

　中日・中田が四回、左越えにオープン戦１号となるソロ本塁打を放った。ここまで５試合で１１打数１安打と当たりが出てなかっただけに、ベンチで笑顔を浮かべ「バットの先だったが、本塁打になってくれて良かった」と言葉に安どをにじませた。

　長身の育成左腕、佐藤の速球を豪快なスイングで捉えた。バットをやや寝かせてから一気に振り抜く、キャンプで取り組んできたタイプのフォーム。なかなか好結果が出ず、数年前の打ち方に戻すなど迷いを見せていた長距離砲に待望の当たりが飛び出した。

　本塁打の次の打席では右脇を締めてバットを立たせて構える以前の打ち方に。今のところフォームを一つに固めるのではなく、相手に合わせて使い分ける方針。立浪監督は「好結果がこの時期に出て悪いことはない。これから調子を上げていくのかな」と前向きに受け止めていた。