昨年10月右肘手術の楽天・田中将 復活へ前進2回1失点「勝負していける形に上がってきた」

 「オープン戦、阪神2-5楽天」(6日、甲子園球場)

 完全復活へ、また一歩前へ進んだ。昨年10月に右肘のクリーニング手術を受けた田中将が、オープン戦2度目の先発で2回2安打1失点。「前回に比べたらピッチングに近づいてきた。打者としっかり勝負していける形には、上がってきました」と振り返った。

 初回は近本を三振に仕留めるなど、危なげなく三者凡退に。ただ、二回は先頭の四球をきっかけにピンチを招くと、渡辺の左犠飛で失点した。「得点してもらった後に、ああいうところはおいおいってなる。結局そこ(先頭の四球)が失点につながるんで」と反省した。

 この日の最速は前回登板と同じ141キロ。それでも平均球速や、変化球の部分では手応えをつかんだ。今江監督も「マウンドに立っている姿を見て、前回に比べると1個、下手したら二つくらいギアが上がってきてるんじゃないかな」と順調な回復ぶりに目を細めた。

 次回登板に向けては「コントロールとスピードっていう、目に見えて分かる部分を上げていくことができたら」と語った右腕。開幕ローテを目指し準備を進めていく。

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