巨人・大勢 故障後初シートでいきなり155キロ計測 エース・戸郷も驚き「状態がいい、楽しみ」
右ふくらはぎ痛でリハビリ中の巨人・大勢投手(24)が7日、神奈川県川崎市にあるジャイアンツ球場室内練習場で、故障後初めてシート打撃に登板した。3軍の打者4人を相手に19球を投げ、安打性の打球は1本。1奪三振、1四球の内容で、最速は155キロだった。
まだ試運転ながら、打者を相手にした投球。変化球も織り交ぜ、直球には力強さがあった。「僕の中ではやっと実戦に投げられたので。それは良かったかなと思います」。再発を避けるために焦らず、慎重に続けてきたリハビリ。「長かったんで…ここまで投げられるまで」と感慨深げに話した。
春季キャンプは1軍スタートだったが、2月4日のランニング中に右ふくらはぎを負傷。同月8日に一時帰京し、以降は故障班でリハビリを続けてきた。
捕手の後方から見守った戸郷は「気持ちよく腕も振れていましたし、すごく状態がいいんだな、いいんだろうなと思いました」と完治を確信。「だいぶ仕上がってきてるんじゃないか。楽しみですね」と早期の1軍復帰を心待ちにした。
今後はもう一度、シート打撃に登板予定。その後、問題がなければ対外試合のマウンドに立つ。
「僕怪我をしていたので、みんなとは状況も違います。でも、開幕に向けてっていうのは、一度も、1日も変わってないです」と大勢。開幕マウンドに照準を合わせ、焦らず、慎重に復帰へのステップを上がっていく。