実戦10勝1敗の日本ハム・新庄監督「言う事なしおちゃん」攻守に大収穫で選手絶賛「今年は全く違います」
「オープン戦、日本ハム7-1西武」(7日、鎌ケ谷スタジアム)
日本ハムはオープン戦負けなしの4連勝(1分け)。今季の対外試合は10勝1敗1分となった。
試合後、新庄監督は「言う事なしおちゃん。言う事ないでしょう。しいていうならあと2点ほしかったね。(二回)ノーアウト満塁で、あそこで2、3点とって。ピッチャーで抑えて3-1で勝ってたらよかった。守りもいいし、走塁もいいし、ピッチャーもいいし、打つ方もいいし。言う事が思いつかないかなあ。何もしていないんで、僕は。しいていうなら髪切って寒かったかなあ(笑)」と満足げ。攻守に収穫が多い試合となった。
開幕投手を務める先発・伊藤は3回3安打無失点。守護神候補の田中正は1回無安打無失点2奪三振と完璧な投球を披露した。新庄監督は実戦3戦連続でパーフェクトの田中正について「2回いけるんじゃない?八、九回と16球で。むちゃくちゃいい。バランスがいい、テンポがいい。雰囲気がいい」と絶賛した。
打線は中軸のスティーブンソンが3安打1打点、レイエスが1安打1打点、マルティネスが2安打2打点と、外国人トリオ全員に安打が飛びだし、計11打数6安打。6番・松本も2安打と順調な調整ぶりを示した。
昨年もオープン戦は11勝6敗1分けだったが、シーズンでは2年連続で最下位に沈んだ。ファンの期待感は高まっている中、新庄監督は「1年目、2年目とは意識が違う。1年目は名前と潜在能力を必死にインプットして、2年目はさあ、レギュラーは誰だというところの意識をしながら、今年は勝ちにいく戦力。ピッチャーも含めてバッターも固めて行く。全く違います」と手応えもにじませた。