侍ジャパン 欧州代表相手に完全試合 6投手が計15三振 西川の美技も光る 2連勝で強化試合終える
「侍ジャパン強化試合、欧州代表0-2日本代表」(7日、京セラドーム大阪)
侍ジャパンが2試合連続の完封勝ちで2戦2勝とし、今年初の強化試合を締めくくった。
先発した関大・金丸は最速151キロのストレート、スプリット、チェンジアップなど変化球も駆使し、制球力も抜群だった。2回を無安打無失点、4三振のパーフェクト投球を披露。初回、先頭打者への初球にいきなり150キロをマークすると球場内が大きくどよめき、その後の圧巻の投球にスタンドは感嘆した。今秋ドラフトの目玉左腕が大きな存在感を示した。
最速157キロの豪腕で、2番手の愛知工大・中村もベールを脱いだ。三回に2番手で登板。先頭打者にいきなり155キロのストレートを投げ込むとスタンドがざわつく。自己最速タイとなる157キロも計測し、こちらも1回を無安打無失点、1三振とパーフェクトに抑え込んだ。
その後は松山、渡辺翔、隅田、種市とつなぐ継投で、各投手が欧州打線に付け入る隙を全く与えなかった。
打線は二回1死一、三塁から山本の中犠飛で1点を先制。八回2死一、二塁からは、紅林の遊ゴロが敵失を誘って2点目を奪った。