巨人が散発3安打で完封負け 打線が2戦連続0行進 戸郷も4回途中3失点、4四球と不安露呈 阿部監督「あれ以上悪くなることはないでしょう」
「オープン戦、オリックス3-0巨人」(8日、京セラドーム大阪)
巨人が2試合連続で無得点に終わるなど、オリックスに完封負けを喫した。
試合は初回、オリックスの先発・山岡から、先頭の吉川が中前打で口火を切った。だが、続くオコエが遊ゴロ併殺に倒れると、続く門脇は二塁内野安打で出塁するも、岡本が二飛に倒れた。
この日は新外国人のオドーア(前パドレス)が6番・右翼、右脇腹痛から復帰した丸が7番・左翼に入ったが、山岡の前にチャンスを作ることができなかった。以降も平野、高島、古田島ら、小刻みな継投に苦しんだ。
今月3日の台湾親善試合、楽天戦は1安打無得点でスコアレスドロー。この日も散発の3安打。八回、先頭の坂本が左中間を破る二塁打でチャンスメークしたが、オドーアが三邪飛、丸の四球後に秋広が三邪飛に倒れた。最後は2死から代打のドラフト3位・佐々木(日立製作所)が空振り三振に倒れた。主力は開幕に向けた調整段階だが若手にとって、アピールの場でもどかしい結果が続く。
一方、開幕投手に内定している戸郷も3回2/3を投げ、6安打3失点で途中降板。押し出し四球を含む4四球と制球が乱れ「修正がいっぱい必要だなと。今日、課題はすごく出たかなと思います」と振り返った。
阿部監督は「リクエストしたんだけど、それには応えてくれていた。あれ以上、悪くなることはないでしょう、と思って信頼は揺るがない。次に生かしてくれたらいいかな」と語った。