ヤクルトがOP戦で対阪神に3戦3勝も高津監督は「シーズン入ってどう戦うか」 先発の吉村も「簡単に3人で終わらない」と強さを確認

 阪神に連勝し、ベンチ前でナインを待つ高津監督(撮影・北村雅宏)
 力投する吉村(撮影・北村雅宏)
 2回、左越えに先制ソロを放つ内山(撮影・山口登)
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 「オープン戦、阪神2-5ヤクルト」(9日、甲子園球場)

 ヤクルトが昨季の王者・阪神に対して、オープン戦3戦3勝。この日も相手のミスを絡めて一気に勝ち越し点を奪ったが、高津監督は一切表情を緩めなかった。

 二回に内山が先制ソロを放ち、三回には北村拓の適時打で追加点を奪った。四回に同点とされたが、七回だ。阪神・岩貞の失策と2四球で無死満塁の勝ち越し機を作ると、浜田へ押し出しの死球で勝ち越し点を奪った。さらに北村拓の犠飛、岩田の適時打で一挙3点。2月24日に行われたオープン戦を含めて、対阪神戦は3戦3勝といい形で締めくくった。

 それでも試合後の高津監督は「勝って悔しくはないですけど、あんまり意識はしない。それよりも自チームをどう見るか、ピッチャーはどういう状況か、この作戦はどうなのか、このバッターの状態はどうなのかっていう方を見るのが先ですね」と振り返り、勝ち癖はつけられたかの問いには「そんなことはないですよ」と否定。「タイガースは強いですから。シーズン入ってどう戦うかだと思います」とシーズンを見据えた。

 また先発した吉村も「やっぱり簡単に3人で終わらない。やっぱり粘り強いし、強いチームなんだろうなと思うので、しっかり自分も負けないように勝負していきたいなと思います」と話した。

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