巨人・阿部監督がドラ1・西舘のフォークを評価「使えそうな感じはある」、次戦ファームで「先発させてみてどうか」と期待
「オープン戦、オリックス6-4巨人」(9日、京セラドーム大阪)
巨人がオープン戦3連敗を喫した。阿部監督はドラフト1位の西舘(中大)のフォークについて「使えそうな感じがある」と評価した。
西舘は4番手で六回に登板。先頭の若月を127キロのカーブで空振り三振に仕留めると、続くセデーニョも142キロのカットボールで2者連続の空振り三振。佐野を投ゴロに打ち取り、1回を無安打無失点に抑えた。
指揮官はこの日の投球について「まあよかった」。特に若月の3球目に1球だけ投げた145キロのフォークは、西舘とキャッチボールした際に助言したボール。「きょう何球投げた?1球か2球?使えそうな感じはある」。次戦はファームで登板予定の右腕について「先発させてみて、どうかっていうのを見てみたい」と期待した。
西舘自身はこの日の投球について「カーブをちょっと多めに使って低めにも投げられて。緩急も使えた。最後の(カーブで打ち取った)投ゴロは完全に崩せた」と振り返った。浅く握って球速を出すイメージのフォークについては「1球投げたが空振りを取れなかった。改善するところはいっぱいある」と自己評価した。