巨人・阿部監督「すごいね」 激しい外野ポジション争いを評価、松原は打率・500でOP戦首位打者
「オープン戦、オリックス6-4巨人」(9日、京セラドーム大阪)
1番・中堅で出場した巨人の松原聖弥外野手が、マルチ安打でオープン戦の首位打者に立った。
三回、1死から中前打を放つと、五回は2死一塁から右前打でチャンスを広げた。続く泉口の四球後、代打・萩尾が2点適時打。激しさが増す外野のポジション争いで、再起を誓う男が猛アピールを続けている。
「まだ、やれることはあると思うので気を抜かないように頑張ります。もう、一日一日ですね、ホントに。今日まで良くても明日ダメかもしれないので、また明日、朝起きたらフラットな状態で試合に入るだけですね」
試合後、さらに表情を引き締めて前を向く。これでオープン戦では14打数7安打で打率・500。アギーラ(西武)に並んで首位打者に躍り出たが「オープン戦やし、気にしてないです」と一言。「ヒットが出てるにしても、どういう意図で打ったのかは…ちょっと自分の中で思ってるのと違う。たまたまヒットになってるみたいな感じなので、そこをもう少し突き詰めたい」と続けた。
外野では9番・右翼で出場したドラフト3位の佐々木(日立製作所)も2安打3出塁とアピール。信頼を置くベテランの長野や丸に、萩尾、秋広らも結果を残しているだけに、阿部監督も「すごいね、みんないいアピールしているなって。このまま継続してやってもらいたい」と、チーム内での競争でレベルアップを期待した。