巨人ドラ1西舘が2K 先発か中継ぎか 変幻自在の投球術でマルチな活躍期待

 「オープン戦、オリックス6-4巨人」(9日、京セラドーム大阪)

 プロ最速153キロの直球を軸に、決め球には120キロ台のカーブを使った。球種に加え「スーパークイック」でも緩急を付けるなど、リリーフテストで見せた変幻自在の投球術。巨人のドラフト1位・西舘勇陽投手(中大)が「30キロの緩急」で適正を示した。

 「カーブを多めに使って完全に打者を崩せた。指の掛かりもよかったです」。六回、4番手で登板。先頭の若月を簡単に追い込み、最後はカーブで空振り三振に斬った。2死後、佐野も同球で投ゴロに抑えた。学生時代はカウント球だった球種。新たな発見に「幅が広がる」と手応えを得た。

 阿部監督も「良かったね」と及第点を与えた。4、5日の練習中に完全習得を目指すフォークについて助言。「握りをもう少し浅くみたら?」と伝えた。若月の3球目に同球で145キロを計測。鋭く落ちるスプリット系の“新球”に指揮官も「使えそうな感じはある」とうなずいた。

 佐野との対戦では初球に足を上げるなど、投球フォームにも緩急を加えた。杉内投手チーフコーチは「適性を見ながら、どこで使うか。次は先発で」と説明。先発か、中継ぎか…。マルチな活躍が期待できるドラ1右腕が、V奪回を狙うチームのキーマンになりそうだ。

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