巨人 開幕ローテ争う高橋礼が阪神相手に4回無失点の快投、昨季の日本一チームに“テス投”で一発合格

 力投する先発の高橋礼(撮影・中田匡峻)
 先発し、投げ込む高橋礼(撮影・田中太一)
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 「オープン戦、阪神-巨人」(10日、甲子園球場)

 開幕ローテを争う巨人・高橋が、阪神相手に先発で4回2安打無失点と結果を残した。

 初回、先頭の近本をスライダーで浅い右飛に抑えると、続く中野も同球で二飛に斬った。森下にはストレートの四球を与えたが、4番・大山もスライダーで三ゴロに抑えた。

 二回は、決め球をスライダーから、直球に変える巧みな配球。佐藤輝、ノイジーとタイミングを外して抑えると、前川に中前打を浴びたが、木浪を直球で右飛に抑えた。三回はオコエのスーパーキャッチにも助けられると、四回は無死二塁のピンチを招きながら、大山、佐藤輝、ノイジーの主軸を封じ、得点を与えなかった。

 昨季、対阪神戦は6勝18敗1分け。直接対決の勝敗が順位に大きく直結した。特に甲子園球場では3勝10敗。苦手意識が強かっただけに、シーズンに向け心強い結果になった。阿部監督も「ギリギリまで悩む」と話す開幕ローテーション。変則右腕が猛アピールに成功した。

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