なぜ?広島戦の空タッチ疑惑でリクエストも判定はそのまま 元NBP審判員が考えられる理由を解説「オープン戦なので控えがいません」

 元NPB審判員の坂井遼太郎氏が11日、自身のXを更新。10日に行われた広島-中日とのオープン戦(マツダスタジアム)での判定について、審判目線で解説した。

 対象のプレーは広島が攻撃していた八回2死一塁。一走・矢野が盗塁を試みた。二塁塁審の判定はアウトだったが、際どいタイミングで、新井監督がリプレー検証を要求した。

 映像では内野手のグラブが矢野の足にタッチできていないようにも見えたが、判定は変わらずアウトがコールされた。これに対し、ネット上では「明らかにセーフなのにアウトのまま!?」、「リクエストってちゃんとリプレー映像見てんのか?」などの声が上がった。

 坂井氏は覆らなかった理由として、「このリクエストに関してあくまで推測ですが、以下のことが起きた可能性が考えられます」と前置きしたうえで解説。「①プレイ映像を録画できなかった。②ファンが見ている映像と現場で確認した映像が違っていた(鮮明な映像がなかった)」とした。

 また、「普段は控え審判が映像を録画しますが、オープン戦なので控え審判がいません」とし、「またJリーグなどの映像判定は、見たい映像や角度を要求できますが、NPBではシステムが全く違うため、審判から見たい映像を要求できないんです。多くの方が見た映像があれば、判定は変わる可能性が高いプレイと思います」と問題点も指摘した。

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