巨人・阿部監督 トレード加入・郡のユーティリティー起用構想「捕手2人も」

 巨人・若林晃弘内野手(30)と、日本ハム・郡拓也捕手(25)とのトレードが成立し、両球団が11日に発表した。ユーティリティー選手同士の交換に巨人・阿部慎之助監督(44)は「彼が入れば捕手を2人にすることもできる」とリリーフ枠を増やすなどチーム力アップにつながると説明した。

 捕手登録の郡だが昨季の2軍では内外野全ポジションを守った。阿部監督も2軍監督時代に対戦し、能力を高く評価していた超万能型の選手。「どこでもやってもらうよ」とし、内外野のバックアップ、第3捕手として期待。メリットは大きい。

 「そうすれば投手を入れたりもできるしね。彼1人で助けられる部分があると思う。チームにとっては大きいと思うよ」

 捕手「2・5人」体制が生み出す相乗効果。「足も速いしね」と評価するように代打、代走、8ポジションの守備固めと、1人10役の超万能型選手が加わる。近日中に入団会見を開き、13日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)から合流予定。今オフ3件目のトレード成立。過去2件の投手に続き、適材適所にスペシャリストの補強で阿部野球を築く。

 ◆若林 晃弘(わかばやし・あきひろ)1993年8月26日生まれ、30歳。東京都出身。180センチ、82キロ。右投げ両打ち。内野手。桐蔭学園から法大、JX-ENEOSを経て、2017年度ドラフト6位で巨人入団。1年目の18年5月12日・中日戦(東京ドーム)でプロ初出場。父・憲一氏は72~81年に大洋在籍。通算成績は330試合162安打、12本塁打、59打点、打率・229。

 ◆郡 拓也(こおり・たくや)1998年4月25日生まれ、25歳。東京都出身。179センチ、88キロ。右投げ右打ち。捕手。帝京では1年時からベンチ入り。2016年度ドラフト7位で日本ハムへ。17年10月5日の西武戦(メットライフ)で初出場。通算78試合出場、25安打、2本塁打、10打点、打率・166。

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