巨人・萩尾が慶大の後輩・清原正吾らの前で左越え2ラン「うれしかったっす。いいときに打てたな」
「オープン戦、ソフトバンク3-2巨人」(12日、平和リース球場)
中堅のレギュラーを狙う巨人・萩尾が一時、逆転となる2ランを放った。1点を追う四回2死一塁。ソフトバンクの先発・石川が投じた初球のカーブを狙った。高めに浮いた失投を見逃すことなくフルスイング。左翼ポール際に飛び込む豪快2ランで試合を引っ繰り返した。「ことし初ホームランだったんでうれしかった。カーブのピッチャーというのは頭に入っていたので、1打席目からずっと肩口だけは、来たら打とうと思っていた」と振り返った。
大学の後輩にもいい姿を見せられた。この日は昨秋の明治神宮大会で日本一に輝いた東京六大学野球の慶大が球場を訪れ、堀井哲也監督(62)や、清原和博氏の息子で今秋ドラフトでのプロ入りを目指す清原正吾内野手(3年)らが、スタンドから熱心に打撃練習や試合を見守った。
「うれしかったっす。試合前に、正吾とも話しましたし、監督とも少しあいさつできたので。ホント、いいときに打てたなと思う」。正吾とは日頃から連絡を取っており「彼自身が、会いたい会いたいって。そんな深い話はしてないですけど、萩尾さーんって。試合見てるんで頑張ってくださいって」とこの日の会話内容を明かし、同時に「本人も大学では頑張ってるみたいなんで。プロの世界を目指しているみたいですし、僕も負けないように頑張りたい」と刺激を力に変えている。
外野のレギュラー争いは激しいが、好機で結果を出している。「めっちゃ意識してるんで。もちろん最初からスタメンで出ることは目指しているが、代打からというのもあると思うので。チャンスの場面では積極的に、ある程度ピッチャーもイメージして打席に立っている。それが良い結果に結びついてるのかな」と生き残りへ食らいつく。