センバツ 部員16人の21世紀枠・別海に“特例” 卒業した3年生4人が補助員で甲子園練習に参加 中道主将「本当にうれしい」

 元気よく練習する別海ナイン(撮影・山口登)
 元気よくグラウンドに駆け出す別海ナイン(撮影・山口登)
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 第96回選抜高校野球大会の甲子園練習が13日、甲子園球場で始まった。

 21世紀枠で春夏通じて初出場の北海道・別海は初めて甲子園のグラウンドに足を踏み入れた。部員16人に加え卒業した3年生4人が補助員として参加。主将の中道航太郎捕手(3年)は「憧れの舞台で野球ができるのは本当にうれしいこと。たくさんのOBの方やこれまでの監督の思いを感じながら野球ができたので、公式戦でも力を発揮できるように」と思いを語った。

 昨春、上級生とともに中道ら希望した部員がセンバツ大会をスタンドから観戦。山梨学院や大阪桐蔭など全国の強豪チームの実力を目の当たりにし、「これが甲子園かと。強豪チームは基礎をしっかりやっていたので、別海もさらに意識が高まりました」と明かした。

 1年前に「来年は選手として絶対来よう」と誓った場所へプレーする側として戻ってきた。「去年来た時と比べたら小さく感じました」と率直な感想を明かした中道。「あの時はただ『すごいな』と傍観しているだけだった。今は選手として『しっかりやろう』という気持ちがあるので大舞台に見えなかったのかなと。体も大きくなって、自分たちが成長したのかなと思います」と力を込める。

 別海は3日目の第1試合で創志学園と対戦する。中道は「別海高校らしい元気よく明るいプレーを出していきたい」と意気込みを示した。

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