中日 ミスから逆転負けでオープン戦黒星先行 それでも収穫いっぱい 先発の梅津が4回1失点 打線も粘り強く

 7回、鵜飼の中前打で二走・三好が生還(撮影・佐々木彰尚)
 7回、適時二塁打を放ち喜ぶ辻本(撮影・佐々木彰尚)
 西武打線相手に力投する梅津(撮影・佐々木彰尚)
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 「オープン戦、西武3-2中日」(13日、ベルーナドーム)

 中日がまさかの逆転負けで、オープン戦は黒星が先行する展開となった。

 1点を追う七回だ。2死から高橋周が四球を選び、代走・三好がすかさず二盗に成功した。ここで鵜飼がフルカウントから中前にはじき返す同点タイムリー。三好も二塁から相手捕手のタッチをかいくぐる鮮やかなスライディングを見せ、生還した。なおも一、二塁から辻本がセンターへ勝ち越しの適時二塁打。今季台頭してきた新戦力がそれぞれの働き場で役割を果たし、流れを呼び込んだ。

 しかし1点リードの八回、斎藤がけん制悪送球でピンチを広げると、暴投で同点に追いつかれた。なおも1死二、三塁から元山に勝ち越しの犠飛を許し、試合をひっくり返されてしまった。

 ただ収穫は大きい。先発の梅津は打球直撃のアクシデントがありながらも4回1失点の好投で開幕ローテ入りへ前進。オープン戦初登板だったが、しっかりと結果を残した。打線も終盤に新戦力の台頭でひっくり返すことができた。

 逆転された直後の九回も無死満塁の好機を演出。主砲の中田翔が調整のため今遠征に帯同していない中、粘り強く若手選手があきらめない姿勢を見せた。

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