13失点大敗のヤクルト 高津監督は「素晴らしい打線」とDeNAを警戒 1回7失点のドラ2・松本健には「これがプロの世界」
「オープン戦、DeNA13-0ヤクルト」(13日、横浜スタジアム)
ヤクルト投手陣が14被安打13失点と打ち込まれ、打線は6安打の完封負け。頼みの綱・サイスニードが6失点と課題を残し、ドラフト2位・松本健(トヨタ自動車)は1回7失点とプロの洗礼を浴びた。
開幕前にエース・小川が離脱する緊急事態の中で、ヤクルト投手陣が強打のDeNA打線に飲み込まれた。初回、昨季の首位打者・宮崎に先制3ランを浴びると、三回にも2打席連発を含む3失点と止められず。昨季7勝のサイスニードは4回6安打6失点だった。
さらに六回から3番手でマウンドに上がった松本健も、打者一巡の猛攻を受けた。オースティンに3ランを被弾するなど、1回6安打7失点と炎上。試合後は「ごまかしがきかないというか、変化球でカウントも取れず、取りにいった真っすぐを打たれる。調整方法を見直したり、反省するところはいっぱいあるので、そこをしっかり1つ1つ潰していきたい」と前を向いた。
結果だけみれば惨敗という形に、試合後の高津監督もそれぞれに投手の修正箇所を指摘。サイスニードへは「球の走り自体は悪くなかった」とうなずきつつ、「変化球の高さは高かった」と改善を求めた。また松本健に対しては「これがプロの世界でね、素晴らしい打線のベイスターズですからね。自分の今投げる球と、相手の打線と、自分の立ち位置と、色々わかったんじゃないですかね」と今後の糧とすることに期待した。
また改めてDeNA打線の猛威についても言及。「相手打線やっぱりいいなと思いましたね。いい新人とってるなとか。新加入の選手もすごくいいなと思いましたね、外国人も含めて。数字は確かにいいに越したことないですけど。シーズンまでにもう少し時間があるので、調整するところは考え直すことも含めてたくさんあるのかなと思ったゲームでしたね」と振り返った。