日本ハム・福島 新庄監督から80万円スーツゲット 支配下登録→即デビューで1回2K
「オープン戦、日本ハム4-4広島」(14日、エスコンフィールド)
出番は七回にやってきた。育成から支配下登録されたばかりの日本ハム・福島蓮投手(20)が3番手として登板。田村に1発は浴びたが、この日の最速152キロの直球を武器に2奪三振。1回1失点のデビュー戦を「いい緊張感の中で投げられました」と振り返った。
190センチの大型右腕の直球を新庄監督も絶賛。「角度あって、コントロールもいい。力感もなくて。打席に立ちたいなと思いましたね。どんな角度でくるのか」。開幕1軍の可能性も「もちろんあります」と明言した。
福島はこの日、昼に球場を訪れ、年俸540万円(推定)で支配下契約を結び、背番号94のユニホーム姿で会見した。サプライズは記者に交ざって座っていた新庄監督。「先発したいんですか?中継ぎがしたいのか、抑えがしたいのか」と質問されて「将来的には先発したいです」と訴えた。
会見後の写真撮影時には愛用の80万円のスーツとサングラスをプレゼントされた。細身の体には少々ブカブカで「(似合うように)頑張ります」とパンプアップを誓った。新庄監督は「山本由伸君も千賀君も中継ぎでスタートして大スターになったので」とまずはリリーフ、いずれは先発として育てる。