捕手→サード、トレードで加入の巨人・郡に阿部監督も驚き「あんな、できるんだ」 日本ハム・若林と明暗の結果

 5回、日本ハム打線を三者凡退に抑え、タッチを交わすラモス(左)と郡(撮影・中島達哉)
 試合前、郡(左)と話す新庄監督(撮影・中島達哉)
 3回から登板した松井(撮影・中島達哉)
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 「オープン戦、日本ハム5-1巨人」(16日、エスコンフィールド)

 日本ハムからトレードで加入した郡拓也捕手(25)が、古巣との一戦で四回から途中出場。松井、バモスらを無失点で好リードすると、六回からはサードの守備に就いた。

 存在感をアピールした試合後には「松井くんはブルペンで10球ほど捕ったことがあったんですけど、ラモスはなかったので怖かったです、最初は」と。その上で、捕手からサードに移った守備に「難しさはないですね、あれが普通だと思っているので、大丈夫です」と胸を張った。

 阿部監督は高いレベルでのユーティリティーぶりを絶賛。「いやー、あんなできるんだなと思って感心してます」と驚きを口にした。巨人にとって貴重な戦力になりそうだ。

 一方、郡と交換で日本ハムに移籍した若林は、「1番・二塁」で出場も守備でミスを重ねた。走塁中には足を痛め、途中交代。試合後、新庄監督も「努力は一生、本番は一回、チャンスは一瞬」と語った上で、「この一瞬のチャンスを、若林君はちょっとものにできなかったですね」と厳しい言葉を口にした。トレード移籍の両者にとって、明暗がハッキリと分かれる結果になった。

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