日本ハム・新庄監督「努力は一生、本番は一回、チャンスは一瞬」 元巨人・若林は左太もも裏痛め2軍降格
「オープン戦、日本ハム5-1巨人」(16日、エスコンフィールド)
淡々とした口調に無念の思いをにじませた。日本ハム・新庄剛志監督(52)は「“努力は一生、本番は一回、チャンスは一瞬”。この一瞬のチャンスを若林くんはものにできなかったですね」と話した。古巣巨人戦で1番・二塁で起用。期待に応えられない姿に厳しい言葉が口をついた。
若林は初回2死から丸のゴロを失策。続く岡本和の中前打も追いつきながらそらしたもの。その裏に四球で出塁したが、走塁時に左太もも裏を痛めて交代。札幌市内の病院に向かった。
「硬さというか、気合が入りすぎて…。そこもね、もう自分次第なんで。プロの世界は厳しい」。結果を残さない姿に苦言を呈した。トレードが決まって即、起用したが出場4試合で6打数無安打2失策に終わった。
好調だった浅間も14日の広島戦で右手首を痛め、若林とともに2軍に降格する。「本人が一番悔しいんじゃないですか」と話しつつ、「ほかの選手は、“よしチャンスが回ってくる”って思わないとね」。一瞬のチャンスをモノにする選手を求めていく。